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リーガルチェックをするメリット・デメリットとは?流れも解説

「契約書を作成したが、問題ないだろうか」「リーガルチェックは必要なのか」などの疑問を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リーガルチェックを契約締結前に行うことで、トラブルや法令違反などを回避できます。
本記事では、リーガルチェックを行うメリット・デメリットや、リーガルチェックを依頼した際の流れも分かりやすく解説します。

リーガルチェックとは

リーガルチェックとは、取引先との間で交わす契約書に記載する内容が法律上問題がないか確認することをいい、社内の法務担当者や、弁護士が行います。
リーガルチェックの対象となるものは以下の通りです。

  • 秘密保持契約書
  • 業務委託契約書
  • 金銭消費貸借契約書
  • ライセンス契約書
  • 売買契約書など

リーガルチェックをするメリット

リーガルチェックを行うメリットは以下の通りです。

正しい契約書であるか事前に確認できる

リーガルチェックを行う1つ目のメリットは、正しい契約書であるかを事前に確認できるという点です。
契約の種類によって、契約書に記載するべき条項が決められている場合があります。
法改正も多いため、知らない間に違法な契約を結んでしまわないよう、弁護士などの専門家によるリーガルチェックは重要です。

トラブルを事前に防ぐことができる

リーガルチェックを行う2つ目のメリットは、契約上のトラブルを事前に防ぐことができるという点です。
契約書に記載した内容に不備はないか、問題が起きた際の対処法は曖昧でないか、などを確認します。
トラブルを想定した条項をあらかじめ取り込んでおくことで、契約書に従い速やかに問題を解決できる可能性が高まります。

契約後のフォローを依頼できる

弁護士にリーガルチェックを行ってもらうことで、契約後のフォローも依頼することができます。
たとえば、契約後に取引先から「契約内容を変更してほしい」といった要望や、何かトラブルが発生した際にも相談ができるため安心です。

リーガルチェックを行うデメリット

リーガルチェックを行うデメリットは、弁護士へ依頼するとなった場合に金銭的負担がかかるという点です。
契約内容や、アドバイスの内容によっても金額は変わってきますが、最低でも1万円から3万円ほどはかかります。
また、契約書をチェックしてもらうためには時間もかかるということも把握しておいた方がよいでしょう。

リーガルチェックを依頼する流れ

契約書のリーガルチェックを依頼した際の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 原案の提出・契約内容のヒアリングを行う
  2. 問題点・修正点のリストアップする
  3. 修正が完了する

まとめ

本記事では、リーガルチェックを行うメリット・デメリット、リーガルチェックを依頼した際の流れを分かりやすく解説しました。
後にトラブルが発生する可能性もあるため、契約書の内容に不安がある場合には弁護士に相談することも検討してみてください。